中谷防衛相は23日、墜落した航空自衛隊の練習機に搭乗していた隊員2人の死亡が確認されたことについて、「大切な隊員の命が失われたことは、防衛相として誠に残念でならない」と述べた。
Tー4練習機が愛知・犬山市の池に墜落した事故では、発見された体の一部のDNA鑑定などが進められ、22日に搭乗していた井岡拓路1等空尉(31)と網谷奨太2等空尉(29)の死亡が確認されたことが発表された。
閣議後の記者会見で中谷防衛相は、「大切な隊員の命が失われたことは、防衛相として誠に残念でならない」とした上で、「これまで戦闘機のパイロットとして崇高な使命感と責任感を持って、厳しい訓練を重ね、国防の最前線で、対領空侵犯措置を初めとした任務の遂行のために頑張ってくれた、極めて優秀な隊員であった」と述べた。
その上で、「今後は原因究明に万全を期すとともに、貴重な人命が失われる事故が二度と起きないように、航空機を含めた全ての部隊の安全管理を徹底していく」と強調した。