テレビ宮崎の夕方ニュース「#Link」でお天気コーナーを担当している気象予報士・古山圭子さんが特技のイラストを使って天気の豆知識を解説するコーナー。今回は「1時間に50ミリの雨」についてお伝えする

21日の宮崎は全域で雨となり、えびの、西米良では総雨量が100ミリを超えた。午後5時までの雨の強さを見ると、えびの29.0ミリ、高鍋20.0ミリ、都農19.0ミリ、美郷16.5ミリと、それぞれことし一番の強さを記録した。その後南部山沿いで50ミリが予想され、午後7時台にえびの高原で59ミリを観測した。

「1時間に50ミリの雨」と数字で聞いても、ピンと来ないかもしれない。気象庁のホームページでは、「傘の面積が1平方メートルとした場合、1時間傘をさしていたら、牛乳パック50本分の雨が当たるということになる」と紹介されている。

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予報用語では50ミリ以上80ミリ未満を「非常に激しい雨」で、「滝のように降る」「ゴーゴーと降り続く」と表現される。かなりの強さであることがわかる。

この時の景色を見ると、道路が冠水し、マンホールの水があふれたり、床下浸水が始まったり、小さな土砂崩れが起きるということが発生する可能性がある。

続いて「宮崎弁DEてげてげ天気予報」のコーナー、3回目は「門川町」編。面積が広い宮崎県では、同じ県内でも言葉が若干違う。古山予報士自身の勉強のための挑戦でもあり、26市町村制覇を「あいうえお順」で目指している。

「大雨がしもたら こん次はぬきなるわ! 降ったり照ったり 身がしまたつかんわ!」

 大雨が終わったと思ったら、明日は暑くなる、(雨が)降ったり(日が)照ったり、もう身が持たないわ、ということ。22日の予想最高気温を見ると、ほとんどの地点で30度以上の真夏日が予想されている。ことし一番の暑さとなりそうだ。湿度も高いので、熱中症のリスクが高まる。しっかりと体調管理をお願いしたい。

(テレビ宮崎)

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