北陸新幹線の大阪までの早期開業に向けて、21日、福井と大阪の商工会議所によるトップ会談が大阪市内で開かれました。慎重論の根強い京都の理解を得るため、京都・大阪・福井の商工会議所会頭による3者会談の開催について申し合わせました。
22日の会談には、福井から八木誠一郎会頭、大阪から鳥井信吾会頭が出席し、小浜・京都ルートでの全線開業の必要性などについて改めて確認したということです。
認可・着工に向けての最大のネックである“京都の課題”について鳥井会頭は「水の問題が京都で心配されている。誤解を解くための証拠を整理することが必要。京都内部で(延伸に)賛成してもらうよう盛り上げ、働きかけたい」と話しました。
会談では、財界から小浜・京都ルートの機運を醸成するため、今後は京都・大阪・福井の商工会議所会頭による3者会談の開催を調整することを申し合わせました。開催時期は「近く」としています。