北陸新幹線の敦賀以西の延伸を巡り24日、建設を担う鉄道・運輸機構が福井県議会に対し、京都府の自治体などが示している課題とその対応について説明しました。
北陸新幹線の整備促進を目的とした超党派の県議会議員連盟は、24日の総会に鉄道・運輸機構を招き、地下水問題をはじめとする小浜・京都ルートの課題について、どのように対応するのか説明を求めました。
この中で鉄道・運輸機構は、3月に京都府内の自治体に向けて行った説明会の内容を報告しました。
鉄道・運輸機構によると、京都府内の自治体からは▼工事に伴う地下水の汚染▼建設発生土の運搬による交通渋滞などの懸念が示されましたが、いずれも大きな障害にはならないと説明したということです。
出席した議員からは▼建設予算を引き上げて工期を短くすべき▼京都府に対してのメリットを具体的に示すべきなどの意見が出されていました。