梅雨や台風のシーズンを前に、増水した河川の流れを止めないようにするため、河川敷の手すりなどを撤去する訓練が、5月21日に岡山市で行われました。
訓練が行われたのは、一級河川の旭川の河川敷です。隣接する岡山後楽園の駐車場として使われています。
(竹下美保 記者)
「川の水が増えると手すりなどにごみがひっかかり、水をせき止めてしまうんです」
訓練は上流のダムから毎秒500トンの水が放流され、川の水位が約2メートル上昇するという想定で行われました。後楽園の職員など約20人が作業完了まで30分という目標を設定し、階段の手すりや車止めを外して回収する手順を確認しました。
2018年の西日本豪雨ではこの場所の水位が堤防近くまで上がったこともあり、水の流れを妨げない工夫が求められています。
(岡山県後楽園事務所 山田威夫所長)
「西日本豪雨から7年経ついつまた同じような増水がくるかわからないので気を引き締めて業務にあたりたい」
目標より短い19分で作業を完了した今回の訓練。後楽園では6月も訓練を行うことにしています。