2025年3月、岡山市南区で発生した大規模な山林火災は発生から4カ月が経ちました。7月24日、岡山市による現場視察が行われ、防護柵の設置などの作業が完了したことから、近くを通る道路の通行止めが午後5時に解除されました。

24日、大森雅夫市長らが岡山市南区の山林火災の現場を訪れ復旧工事の現状を視察。市は治水機能を持つ山林が焼失したことで地盤が緩み、落石や土砂災害の危険性が高まっているとして防護柵の設置などを進めてきました。

現場の近くを通る県道長谷小串線は、約7.5キロにわたって全面通行止めとなっていましたが、24日の視察で危険性があった6カ所の工事が完了したことが確認され、午後5時に通行止めが解除されました。

(岡山市 大森雅夫市長)
「防護対策をきちんとやらないといけないし、木を植えていくなどの治山事業も協力していかないといけないという意識が強まった」

岡山県は植栽などを盛り込んだ復旧計画を2025年度中に策定することを目指していて、市は現地調査などで協力することにしています。

岡山放送
岡山放送

岡山・香川の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。