宮崎県串間市の「いこいの広場秋山」では、約100種類300株のバラが見ごろを迎えている。このバラ園は、闘病中だった妻を喜ばせるために夫が整備をはじめ、妻が亡くなった後も育て続けているもので、いまは地域の人々に愛されるスポットとなっている。
咲き誇る「いこいの広場秋山」のバラ

宮崎県串間市秋山の「いこいの広場秋山」には約20アールの敷地に100種類300株のバラが植えられていて、見ごろを迎えている。お世話をしているのは近くに住む野邊保雄さん。この広場は10年前、当時闘病中だった妻の敬子さんを元気付けようと、敬子さんの好きだった自宅のバラを挿し木して増やしながら整備したそうだ。

バラ園が完成して半年後に敬子さんは亡くなったが、今では多くの人に愛されるスポットになった。この日、娘と訪れていた98歳の女性は…

98歳の女性:
きれーい、私よりきれい。
98歳女性の娘:
気持ちが安らぎますよね、お花がきれいで。

2025年に10年目を迎えたバラ園。白や黄色の花を増やし、年々充実してきている。

野邊保雄さん:
「春風」(奥さんが好きだった品種)が咲いたので楽しい。
Q.奥さんもご覧になっていらっしゃいますよね
そうですね。
野邊さんは、多くの人に見てもらえてとてもうれしいと微笑んでいた。串間市「いこいの広場秋山」の、バラの花の見ごろは5月下旬まで続きそうだ。
(テレビ宮崎)
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