宮古島市に住む60代の女性が警察官を装ったオレオレ詐欺の被害にあい、現金約50万円をだまし取られました。
4月21日、宮古島市に住む60代の無職の女性のもとに、県外の警察官や検事を装った男ら3人から「あなたの口座が詐欺グループに使用されていて、あなたにも詐欺の容疑がかかっている」などと電話がありました。
その後やり取りはビデオ通話に移行し、実在する警察署長の名前が記載された偽の「守秘義務命令書」という書類を見せられたことで女性は話を信用しました。
「指定の口座に送金しなければ逮捕されるおそれがある」などと言われた女性は、現金約50万円を振り込んだということです。
その後、もう一度金を振り込むよう要求されたことで不審に思い、家族と共に警察に相談したことで事件が発覚しました。
県内では警察官を装った手口の詐欺の被害が相次いでいて、2025年に入っての被害総額は少なくとも約7000万円にのぼっています。
警察は、警察官が電話で現金の振り込みを要求することは絶対に無いとして、不審な点があれば必ず周囲に相談するよう呼びかけています。