■1人目:
見ての通り、レンガを積んでいるんだ。朝から晩まで、毎日同じことの繰り返しさ。きつい仕事だよ。
■2人目:
私は家族を養うために働いています。この仕事のおかげで、子どもたちに食事を与え、教育を受けさせることができるんです。
■3人目:
私は大聖堂を建てているのです!何世代にもわたって人々を魅了し、信仰の中心となる素晴らしい建築物を作り上げているんです。私の仕事は、この町の歴史の一部となるでしょう。

1人目のレンガ職人は、仕事を「単なる肉体労働」として捉え、日々をこなすことだけに集中しています。

2人目のレンガ職人は、仕事を「家族を支えるための手段」と捉え、その役割に意義を見出しています。

3人目のレンガ職人は、仕事を「大きなビジョンの一部」とし、自分の努力が歴史や社会に貢献していることに誇りを感じています。

仕事への捉え方はみんな違って正解

人それぞれ、仕事に対する動機や働く目的は異なります。そしてそれらは全て尊重すべき価値あるもので、どれも正解です。

しかし、自分の仕事に意義を見出すことで、日々の満足感や幸福感がより高まるのも、また事実です。

どんな仕事も誰かに価値を提供することで成り立っていて、必ず目的や意味があります。大きなWillがなくても、今取り組んでいる仕事に価値があることを信じ、その仕事に真摯に向き合うことで、それが未来に向けて大きな資産となります。

私は今でこそ起業していますが、消極的な起業でした。