観光客が増えるゴールデンウィークを前に香川県の小豆島にある寒霞渓ロープウェイで、ゴンドラの事故を想定した救助訓練が行われました。
訓練は、停電が発生し乗客2人を乗せたゴンドラが途中で動かなくなったという想定で行われ、ロープウエーを運行する会社や警察などから約20人が参加しました。
参加者は、予備エンジンを始動させ、ゴンドラを安全に駅に引き戻したあと、乗客を救助する手順などを確かめました。寒霞渓ロープウェイでは、毎年春と秋にこうした訓練を行っていて、1963年の開業以来、無事故を続けているということです。
(寒霞渓ロープウェイ索道部 河西純一部長)
「62年間無事故で営業しているこれからも70年、80年と無事故運転を継続できるよう日々訓練・点検を行って安全確保していきたい」
小豆島では2025年、3年に1度の瀬戸内国際芸術祭が開催されていて寒霞渓ロープウェイはゴールデンウィーク期間中、約2万人の人出を予想しています。