あすは「昭和100年」の「昭和の日」だが、同じく今年100歳を迎えるレトロな電車がある。

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東京・世田谷区の三軒茶屋と下高井戸を結ぶ東急世田谷線。特徴は2両編成で世田谷の街並みを走るそのレトロな姿。

道路を横断するこんなシーンも、世田谷線の名物風景。

利用客:
とにかく孫との思い出のある電車です。

通学で利用する女性:
街中とかを走っていて、親しめやすいかな。

世田谷線の歴史は古く、1925年に「玉電」の一部として開通。
来月1日に、全線開通100周年を迎える。

それを記念して、あすからはこちらの特製ヘッドマークをつけた車両が登場。「100歳」をお祝いする。

東急電鉄株式会社・山口洋史さん:
この路線に非常に魅力のある商店街が各所点在してございまして、そういったところの皆様と一緒になって、世田谷線沿線を盛り上げている。

その世田谷線の車両は、10種類のデザインがあるが、特に人気なのが、こちらの「幸福の招き猫電車」。

吊り革は招き猫、車両と車両をつなぐ連結部分は首輪となっている。床にはかわいらしい足跡も。

この「招き猫電車」の由来は、沿線にある豪徳寺に。
ここは招き猫発祥の地と呼ばれる寺。その縁もあって8年前(2017年)からコラボしている。

招き猫たちも見守る世田谷線。次の「100年」に向かって走る。