１９９５年４月、倉敷市で住宅が全焼し、頭部のない夫婦の遺体が見つかった放火・殺人事件は未解決のまま、まもなく３０年を迎えます。警察は４月２５日朝、事件現場周辺で情報提供を呼びかけました。
（警察官の呼びかけ）
「情報提供お願いします！」
２５日朝、倉敷市のＪＲ児島駅と、上の町駅で児島警察署の署員ら１３人が事件の概要や連絡先などが印刷されたチラシやティッシュを配りました。
この事件は、１９９５年４月２８日の未明、倉敷市児島上の町の農業、角南春彦さんの住宅が全焼し、焼け跡から角南さんと妻の翠さんの頭部のない遺体が見つかったものです。事件発生から２０２５年４月２８日で３０年。警察はこれまでに延べ１９万人を動員し捜査してきましたが、事件は未解決のままです。
２０１０年に殺人事件の時効が撤廃され、警察は現在も１８人体制で捜査を続けていますが、２０２４年度に警察に寄せられた情報はわずか７件にとどまっています。
（児島警察署刑事課 山代谷浩司課長）
「今だから言える、思い出したことがあるとか、気にかかっていることがあるという人がいれば児島警察署もしくは（県警）本部捜査一課まで情報提供をお願いしたい」
児島警察署 ０８６－４７３－０１１０で情報提供を受け付けています。
