岡山市中心部で3年に1度開かれる現代アートのイベント、岡山芸術交流の開幕まで間もなく5ヵ月です。4月に開幕した大阪・関西万博と瀬戸内国際芸術祭の客を呼び込もうと、関係者が決意を示しました。
(実行委会長 大森雅夫岡山市長)
「万博が動き出した。また瀬戸芸も動き出している。多くの人に見てほしい」
岡山市などでつくる実行委員会の総会で、事業の方向性が確認されました。
2016年に始まった岡山芸術交流は2025年で4回目。9月26日から11月24日まで岡山城や岡山後楽園周辺で12の国から28組のアーティストが作品を展開します。
約2800万人を見込む大阪・関西万博の客や、過去に100万人以上を記録した瀬戸芸の客を岡山の中心部まで呼び込めるかが問われています。総会では、地元企業などと協力してPRを強化することも確認されました。
(総合プロデューサー 石川康晴さん)
「おそらく瀬戸内国際芸術祭に行く前、もしくは帰りというのがわれわれのチャンス。しっかり玉野市の宇野港周辺でもPR活動を強化したい」
(実行委会長 大森雅夫岡山市長)
「瀬戸芸、万博その間に岡山がある。芸術交流も4回目で広まっている。インバウンドの人も多く来てもらえると期待」
また展示会場の使用制限により、サッカー元日本代表の中田英寿さんなど2組の参加辞退が発表され、残り5ヵ月で一部の事業内容を見直す必要も出ているということです。