4月22日、赤磐市の大規模住宅団地で歩道が陥没したことを受け、市は23日朝から復旧作業を進めています。破損した下水道管の中に周りの土砂が流入したことが陥没の原因とみられています。

(長尾龍希アナウンサー)
「陥没が確認された現場ではこのように下水道管が破損しています。古い下水道管を取り外し新しいものを設置する工事が行われます」

赤磐市の職員らが23日朝から復旧作業にあたっています。赤磐市桜が丘西の大規模住宅団地、岡山ネオポリスの歩道で起きた陥没。21日午後6時ごろ「マンホールから水が噴き出ている」と市民から通報を受けた赤磐市の職員が、下水道管の調査をしている最中に発生しました。穴は円形で、直径約50センチ深さ約20センチでケガをした人はいませんでした。

下水道管は団地の開発に合わせて約50年前に設置されたもので、上の部分が約30メートルにわたり破損しました。下水道管の直径は35センチと小さく、埼玉県八潮市の道路陥没事故を受け、岡山県が自治体に指示した下水道管点検の対象外でした。

市によりますと中に溜まったガスによって下水道管が腐食し、破損箇所から周りの土砂が流れ込んで空洞ができ、陥没したとみられています。下水道の使用に影響はないということです。

(赤磐市上下水道課 谷宣道課長)
「今後は陥没があった箇所の幹線沿いでカメラ調査を行って、下水道管の破損がないか確認する」

市は24日までに歩道の修繕を終えることにしています。

岡山放送
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