(3)スーツケースやカバンから出した衣類や下着、タオル、化粧品などは出しっぱなしにせず、ゴミ袋やポリ袋・ビニール袋に入れておく。備え付けのクローゼットやタンス、引き出しなどはなるべく使用しない。

足立さんは宿泊施設のクローゼットは使わない(画像はイメージ)
足立さんは宿泊施設のクローゼットは使わない(画像はイメージ)

「衣類や下着などは使うものだけをその都度スーツケースから出すようにします。長期や中期で宿に滞在する場合は、普段使うものはまとめてゴミ袋などに入れておくといいでしょう。

着替え類はシワにならないようにハンガーにかけてクローゼットにしまいたくなりますが、光の届かない場所はトコジラミの温床になりやすいため、私は備え付けのクローゼットや引き出しは使用しません」

ルームチェンジを断られたら…

(4)ルームチェンジを断られたときは、虫刺され防止スプレーを体に吹き付けて、照明を点けっぱなしにして寝る。

トコジラミが不安な時は照明は消さないで寝る(画像はイメージ)
トコジラミが不安な時は照明は消さないで寝る(画像はイメージ)

「フロントにルームチェンジを頼んでも他の部屋が空いておらず、どうしてもその部屋に泊まらなくてはならない場合は、部屋の照明を点けたまま寝ることをおすすめします。トコジラミは夜行性で明るい場所が苦手なので、刺されるリスクを少しは減らせるはずです。

虫除けスプレーやローションも効かないわけではありませんが、ないよりはあったほうがいい程度。肌が露出した部位を刺すため、虫除けを塗る際は手足だけでなく顔にも塗る必要があります」

以上が宿に泊まる際に足立さんが実践しているトコジラミ対策だが、これだけ注意を払っていても不安を感じることがあるという。