人生100年時代。
関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」では、いつまでもハツラツと過ごすためのちょっとしたヒントをご紹介している。
今回は「表情筋トレーニング」だ。

「超簡単!1週間で変化が分かる“表情筋トレーニング”」を、顔ヨガブームの火付け役、これまで顔の筋トレを3万人以上もの人に指導してきた、表情筋研究家の間々田佳子さんに教えてもった。

■ハツラツとした表情を目指して“顔トレ”
トレーニングを続けると目はぱっちり、口角も上がってフェイスラインもすっきり。
お顔の悩みを一緒に解決してハツラツとした表情を目指す。
(Q.表情筋トレーニングとは顔の筋トレみたいなことなのか?)
間々田佳子さん:そうです。皆さん首から下のトレーニングはよくすると思うんですけれども、顔も筋肉からできてるので、筋トレが可能ということです。
年を重ねるにつれ出てくる顔の変化をまとめると、
1.まぶたが重くなり、目が小さくなる
2.顔が伸びてのっぺりする
3.鼻の下が伸びる
青木源太キャスター:重力に負けて、下に行くということなんですね。

■顔のお悩みを解決 まずはウォーミングアップから
間々田佳子さん:皆さん顔が衰えてくると、『もう年だからしょうがない』と諦める方が非常に多いんですけど、そうじゃないよと。顔もいくつになっても、鍛えることができます。
間々田佳子さん:私の以前の顔があるんですけれども、ご覧いただきたいと思います。今もう、52、53歳になるんですけれど、以前は全く、表情筋を意識して使うことをしていなかったので、どんどんどんどん垂れてきて、まぶたが重く、ほうれい線は気になって、周りからは“幸薄い顔”をしていたよって言われました。でも意識して使っていただければ、変わっていきます。

顔をしっかりと動かす前にウォーミングアップからやっていく。
意識もらいたい筋肉は、「顔全体」だ。
・フェイスウォーミングアップ
1.口をすぼめて突き出す「う」
2.ほうれい線が消えるように、鼻の下を伸ばす「お」
3.口角を上げ、目をぱっちり開けて笑顔に
4.舌を思いっきり出す
(Q. 舌を思いっきり出す、いいやり方あるのか?)
間々田佳子さん:全身を使って、ベロを出すことが大事です。
立ち上がって全身を使って舌を出す間々田さん。舌がアゴまで届いている。
(Q.舌を伸ばすことは、何によい?)
間々田佳子さん:誤飲、誤嚥にも効いてきます。美容だけじゃなく、健康のためにぜひ顔を動かしてほしいと思います。舌を動かすと、結構リンパの流れが良くなりましてそして顔の動きがスムーズになるぜひやっていただきたいと思います。

■小さくなった目をパッチリさせる『アイトレ』
みなさん、だいぶほぐれてきただろうか?
それでは、シニアのお悩み1つ目、老化による顔の変化「まぶたが重くなり目が小さくなる」に対するトレーニングからやっていく。
目をパッチリと開いていくための『アイトレ』というトレーニングを皆さんに紹介したい。
意識していただきたい筋肉は「上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょきん)」という筋肉だ。
この筋肉が使えていると、しっかり目が開くようになるという。

みなさんしっかり使えているかテストしてみよう。
間々田佳子さん:まず目を大きく開いてみてください。その時に額、眉毛が上がる人がいます。でも実際、上眼瞼挙筋ってどこにあるかというと、眼球の上に乗っていて、後ろに引っ張っていく、この(眼球の)上にのっているんです。
関西テレビ 関アナウンサー:目の後ろに引っ張っていく筋肉なんですね。
間々田佳子さん:ここを意識して目を開いていくと、どんどん目が大きくなるんですが、この筋肉を意識せずに額、眉毛で上げていくと、どんどん横ジワが深くなってきてしまいますので、しっかり押さえて上眼瞼挙筋だけを鍛えていきましょう。

・アイトレ
1.額が動かないように両手で押さえる
2.目を思いっきり開けて、5秒キープする
間々田佳子さん:動いてしまう額、眉毛をしっかりとロックします。そして姿勢整えていきましょう。アゴを引いていきます。この状態から目を大きく開いていきます。とにかく目を大きくです。左右の目を同じぐらい大きく開いていきます。
間々田佳子さん:余裕がある方は、目から息をはくようなかんじで。額、眉毛が上がってしまう方は、指でサポートしてしっかりおでこをロックしていただいて、その状態から目だけ大きく開くことで上眼瞼挙筋が、ちゃんと動くようになっていきます。
(Q.眼瞼下垂=まぶたが下がって見えにくくなることへの対策?)
間々田佳子さん:そうですね、それにもつながってくると思います。

■のっぺり顔解消「大頬骨筋」を鍛えて表情豊かに
続いて、年齢とともに「顔が伸びて”のっぺり”する」と気にしている方が多いと思う。
大頬骨筋(だいきょうこつきん)を鍛えてほしい。
年齢とともに目じりと口角が伸びてくる。大頬骨筋を使うと、口角と目尻がきゅっと上がっていく。
間々田佳子さん:この筋肉意識するということを知ってる方は、若々しくなると思います。

では頬の筋肉「大頬骨筋」がしっかり使えているかチェックしてみよう。
間々田佳子さん:親指と人差し指でアゴに軽く当てて、つまんでください。その状態でにっこり笑ったときに、どこが動くのか確認してください。
間々田佳子さん:多くの方は、アゴで笑ってる方って多いと思うんですよね。どういうことかと言うと、全体的ではなくてこういう形になります。そうするとここが落ちてくるので、大頬骨筋をしっかり鍛えていきましょう。
関西テレビ 関アナウンサー:口元だけで笑っているのが、『アゴ笑い』なんですね。
間々田佳子さん:頬の大頬骨筋をしっかり動かしてあげると、顔が立体的になってきますし、小顔効果もあります。

1.上の歯を8本見せて笑顔に
2.親指と人差し指を頬に当て、下からぐっとすくい上げる
3.アゴの力を抜いて5秒キープ
4.手を外して5秒キープ
間々田佳子さん:上の歯をしっかり見せてニッコリ笑っていきます。この時には目をぱっちりと開きながら、ほっぺたをあげます。そして親指と人差し指をこのように、親指を口角の所に軽く当てていきます。そこから下がっているお肉を全部上に上げるように、さらに上げて、どうしても使ってしまうほっぺたを少しリラックスです。
間々田佳子さん:大頬骨筋を意識してぐっと、顔を上げていきます。この状態をキープしたら、手を外してそのままキープ、5、4、3、2、1…はい、一度リラックスです。
間々田佳子さん:顔の可動域が上がって、頬が立体的になっていると思います。

■鼻の下を縮めて“老け見え”防止
続いて「鼻の下が伸びる」という悩みについて聞いてみた。
間々田佳子さん:鼻の下が伸びてくるというのは、顔が衰えてくるこういう形になってる方が多いですよね。ですから私が皆さんにすすめているのは、この口の周りの口輪筋をぜひ鍛えてほしいんです。
間々田佳子さん:口の周りの口輪筋は、実は顔の表情筋、放射線状にいろいろな筋肉が付いていている場所なんです。ですから口が緩むだけで全部が衰えてきてしまうということがあります。しっかりと口輪筋を皆さん鍛えていきましょう。

・唇をすぼめて突き出し、内側を外に出すように5秒キープ
間々田佳子さん:まずは口をすぼめて『うー』です。この状態から唇をお外に開いていきます。花開くように、そのままキープしてください。
間々田佳子さん:その時に眉間にしわが入らないように、額、眉毛はリラックスした状態で。この状態が口角を寄せています。どうですか皆さん疲れてきましたか?

間々田佳子さん:じゃあ一度リラックスしてみましょう。
青木源太キャスター:普段使ってないから、やっぱり筋肉の疲れを感じます。
間々田佳子さん:鼻の下が伸びてくると、唇も薄っぺらくなってきてしまうんですが、このトレーニングをすると、鼻の下が短くなり、そして唇は立体的になります。
しっかり動かすと、皆さんの唇がどんどんピンク色になってきてるのが分かる。
もしできなかったという方も安心を。きょうからコツコツとやっていけないいのだ。
本当に簡単なトレーニングで表情がハツラツとしてくるので、ぜひみなさん、お家での隙間時間にやってみていただきたい。

(関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」2025年4月15日放送)