天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが3月19日、初めて海洋調査船の「命名・進水式」に出席されました。北極周辺の調査を行う「みらいⅡ」はご両親が完成を見守った「みらい」の後継船 で、愛子さまは「活躍を楽しみにしております」とエールを送られました。

愛子さま 5カ月ぶりにお一人で公務に

愛子さまは3月19日、横浜市で海洋調査船の「命名・進水式」に出席されました。

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北極周辺の調査を行う「みらいⅡ」。最新のレーダーなどを搭載し、研究船としては日本で初めて氷を砕きながら進む機能を備えています。

北極域研究船「みらいⅡ」
北極域研究船「みらいⅡ」

5カ月ぶりにお一人で公務に臨まれた愛子さま。船から伸びるロープを小さな斧で切ると、シャンパンの瓶が割れ紙テープや紙吹雪が舞いました。

船の進水式には、これまでもたびたび皇室の方々が携わってきました。

「みらいⅡ」はご両親が完成見守った「みらい」後継船

昭和40(1965)年、南極観測船「ふじ」の進水式には、当時皇太子だった上皇ご夫妻がご出席。

昭和40(1965)年 南極観測船「ふじ」進水式
昭和40(1965)年 南極観測船「ふじ」進水式

昭和63年には、上皇ご夫妻の長女で、愛子さまの叔母にあたる黒田清子さんが深海探査の研究船の進水式へ。

昭和63(1988)年 深海潜水調査船支援母船「よこすか」命名・進水式
昭和63(1988)年 深海潜水調査船支援母船「よこすか」命名・進水式

10年前の平成27(2015)年、秋篠宮家の次女・佳子さまが出席されたのは、海底の調査船「かいめい」の進水式です。

平成27(2015)年 海底広域研究船「かいめい」命名・進水式
平成27(2015)年 海底広域研究船「かいめい」命名・進水式

そして28年前、平成9(1997)年に初代「みらい」の完成式に臨まれたのは、愛子さまのご両親、皇太子時代の両陛下でした。

平成9(1997)年 海洋地球研究船「みらい」竣工披露式
平成9(1997)年 海洋地球研究船「みらい」竣工披露式

「みらい」の運用は令和7(2025)年度で終わり、その役割は「みらいⅡ」に受け継がれます。

初めて進水式に臨んだ愛子さまは、関係者に「船の活躍を楽しみにしております」と伝えられたということです。
(「皇室ご一家」3月30日放送)