北海道・士別市で25日、住宅が全焼し、焼け跡から80代の父親とみられる遺体が見つかった。母親と娘は病院に搬送され、長男は避難して無事だった。消防などによると、灯油タンクが室内に放置されており、警察が放火の可能性も含めて調べている。

室内に灯油タンク…放火も視野に捜査

北海道・士別市で25日午前5時過ぎ、住宅の窓から噴き出す激しい炎をカメラが捉えた。

「パンッ!」と破裂音が鳴り響くと、ガタガタと何かが崩れる音も聞こえた。2階建ての住宅から上がった火の手は、真っ黒な煙とともに炎が家を包んだ。

炎に包まれた住宅(視聴者提供)
炎に包まれた住宅(視聴者提供)
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近所の人:
火の勢いがすごいから、近寄れない。危ない。バチバチ焦げたような臭い。

この家では4人が暮らしていて、母親と娘が病院に搬送されるも意識があり、長男は逃げて無事だったが、1階の寝室から80代の父親とみられる遺体が見つかった。

火は約2時間後に消し止められたが、住宅は全焼した。

消防などによると、玄関にあったはずの灯油のタンクが焼けた室内に放置されていたという。警察は、逃げて無事だった長男から事情を聞くとともに、放火も視野に調べを進めている。
(「イット!」3月25日放送より)

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