ちなみに三浦がバスに遅れてきたのは、この取材を受けた日だと2人は口を揃える。木原いわく「試合が終わったので置いていきました」と話すと、三浦も「置いていかれました」と笑う。

進化を証明した四大陸選手権での演技の完成度を「75」と評価した2人は、シンクロ100%が理想だとする。
「自分たちの中で成長した感覚はあります。もっともっと伸ばせることも思います」(木原)
「写真を見たメーガンコーチから『あ、これユニゾン合ってないよね』と言われたので、写真を撮ったときにいかにユニゾンしているか、2人の手足から足先まで合っているかが次のステップ。なのでまだまだ伸ばせると思っています」(三浦)

そんな飽くなき向上心を抱き続ける2人は世界選手権に向けて、三浦は「自分たちのベストな演技をする」、木原は「過去の自分たちに勝てるように楽しみながら滑りたい」と意気込んだ。
完全復活の“りくりゅう”は、世界一奪還がかかる世界選手権へ臨む。
“過去の自分たちに勝つ”をテーマに掲げる2人の集大成の舞台に、注目したい。
26日から行われる世界選手権では、男子は鍵山優真、佐藤駿、壷井達也、女子は坂本花織、千葉百音、樋口新葉。ペアは三浦璃来・木原龍一組、長岡柚奈・森口澄士組、アイスダンスは吉田唄菜・森田真沙也組が出場する。
世界フィギュアスケート選手権2025
【男女ショート】3月28日(金)午後7時00分~8時54分
【男女フリー】3月30日(日)午後7時00分~9時48分
【ペア・アイスダンス】4月4日(金)深夜2時15分~3時15分
【エキシビション】4月5日(土)深夜2時15分~3時15分
■FODプレミアム
3月27日(木)~31日(月)全競技LIVE配信