
「技術面の練習ももちろんこなしてきましたが、プログラムのキレ、表現、ユニゾンを上げる練習を本当に集中して練習してきました」(木原)
「全日本からさらにメーガンコーチとアイスダンスのマークコーチの、技じゃなくてつなぎの部分や、最初のポーズからの動き出し、コレオ、そういった部分を何回も何回も合うまでやっていた」(三浦)

2人の動きを一致させるユニゾンを強化し、さらなるパフォーマンス向上のため、四大陸選手権前にテーピングが必要な三浦の肩を考慮し、衣装を一新。
その機転が実を結び、フリーでは切れ味バツグンの演技を披露しシーズンベスト更新の142.59点をマーク。2年ぶりの王者に返り咲いた。
プログラムを育てることの大切さ
今季、世界選手権までの試合数として、“りくりゅう”史上最多となる6試合に出場し、全てでメダルを獲得。2人はケガなくここまでやり遂げられていることに安堵する。
同時にシーズン後半戦にさしかかっていく中、「プログラムを育てていくことの大切さ」を改めて実感したと木原は自らの思いを口にする。

「去年はケガがあり、難しい中での四大陸、世界選手権で、当時はもっとできた、なぜこうなってしまったのか、悔しいという思いがたくさんありました。今シーズン、試合に出場する中で“プログラムを育てていく感覚”を感じたときに、去年どれだけ頑張っていたか、本当に大変なことをやっていたんだと素直に認められるようになって、一歩進めました」