カザフスタンの空港で凶悪犯の人質になった女性。駆け付けた一般の男性が取った勇気ある行動に称賛の声が上がっている。
男の手には刃物…空港で起きた人質事件
周囲に響き渡る女性の悲鳴。

事件が起きたのは、中央アジアに位置するカザフスタンの空港だ。

帽子をかぶった犯人の男の右手には刃物があった。左手は、人質となっている女性の髪の毛をつかんでいる。
駆け付けた男性の行動で事態は一変…男を確保
緊迫した空気に包まれている空港内だが、この後、駆け付けた男性の行動で事態は一変する。

現れたのは、茶色い半袖姿の男性。女性を解放する代わりに進んで人質となった。

説得しているのだろうか。身代わりに人質になった男性が、犯人の男に何かを話しかけているように見える。
男も何かを話していますが、刃物を振りかざすのをやめない。すると、次の瞬間…。

男性がじっと見つめていたのは、男が持つ刃物だ。

男が油断した一瞬の隙を突いて素手で刃物を奪い取ったのだ。

刃物を奪われ、慌てる男を見て、周囲にいた人たちが一斉に取り押さえる。そして無事、犯人は確保された。

女性の身代わりとして人質になり、話しかけ油断させた隙に刃物を奪い取った男性。カザフスタン政府はその勇敢な行動をたたえ、後日、勲章を授与した。

海外のメディアなどによると、実は男性はボクシングの元チャンピオンで、女性の叫び声が聞こえたので現場に駆け付け、一連の行動を取ったという。
(「イット!」3月11日放送より)
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