岩手県大船渡市の山林火災は発生から7日目となりました。
焼失面積は約2600ヘクタールに拡大し、避難の長期化を受けて感染対策の確認も行われています。

大船渡市から中継です。こちらは大船渡市の高台です。

煙で覆われている様子
煙で覆われている様子
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見ての通り、辺り一面は真っ白な煙で覆われています。

山林から離れた市街地でも灰のようなものが舞うようになっていました。これまでにない現象で、不気味さも感じました。

2月26日に発生した大規模な山林火災について、大船渡市は午前6時の時点で焼失面積が約2600ヘクタールに達したと発表しました。

山林火災の様子
山林火災の様子

上空から見ると、火は住宅地のある蛸ノ浦地区にも迫っていて、4日も懸命な消火活動が続いています。

一方、災害時の感染症拡大を防ぐ岩手県の医療支援チーム、ICAT(アイキャット)が4日から避難所での活動を始めました。

医師や看護師などが3つの班に分かれ、換気や消毒の状況など、避難所の感染症対策を確認しました。

ICATメンバー・岩手医科大学 長島広相医師:
厳しい指導をするとご負担をおかけするのでバランスを考えながら。ただ、感染症が起きてからでは手遅れなので、なるべく少しでもリスクを下げたいと考えています。

大船渡市には4日で15日連続となる乾燥注意報が発表されていますが、5日からは雪や雨の予報が出ていて、火の勢いが収まるきっかけになればと期待されています。
(「Live News days」3月4日放送より)

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