熊本市で発見された遺体の身元が判明

熊本大学の女性研究員が何者かに殺害された事件で、不審な自転車が現場周辺で目撃されていたことが分かった。

9月7日午前8時半ごろ、熊本市中央区の道路脇で遺体となって見つかったのは、熊本大学でウイルス学を研究していた、楢原知里さん(35)。司法解剖の結果、死因は首を絞められたことによる窒息死だった。

楢原さんは、遺体発見前日となる6日午後5時、熊本大学の研究所で姿が確認されたのを最後に行方が分からなくなっていたという。

殺害後にリュックを大学に放置したか

楢原さんのリュックは大学の敷地内で見つかり、落とし物として届けられた。リュックの中には現金が入った財布とノートパソコンは入っていたが、楢原さんの携帯電話はなかったという。

楢原さんの自宅は、熊本大学の研究所から近い場所にあるが、遺体が発見されたのは、楢原さんの自宅とは別方向の離れた場所だった。

この遺体発見現場とリュックが見つかった大学の敷地は、最短距離で100メートルも離れていなかったことから、警察は犯人が楢原さん殺害後に現場からリュックを持ち去り、大学のキャンパス内に放置した可能性があるとみて、調べを進めている。

大学側は、楢原さんの周囲でのトラブルなどについては「聞いていない」としている。

捜査関係者によると、楢原さんの首には絞められた痕がうっすらと残っていて、ひものような細いものではなく、手や腕などある程度の太さのあるもので絞められた可能性があるという。

発見前日には不審な自転車が目撃

楢原さんが大学を後にした6日の午後11時ごろ、現場付近で目撃された不審な人物がいる。

目撃者:
自転車に乗った人間がこんな真夜中に、台風の時に自転車で行くバカがって感じ。それだけ。見た目は若者よ、背の高そうな。自転車立ち乗りして行ったよ。台風の時に自転車で行くなんて...っていう感じで見てた

台風10号が接近し、人々が外出を控えていた夜、現場近くを走っていたという不審な自転車。乗っていた人物は若い男性に見えたという。

警察は10日、120人態勢で犯人の行方を追っていて、6日夕方から翌朝までの楢原さんの行動などを調べるとともに、不審者情報の洗い出しを進めている。

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(Live News it! 9月10日放送より)