2月4日は暦の上では春となる「立春」。
高止まりが続くコメ価格に変化はあるのか、スーパーを取材しました。

北海道・恵庭市にある農産物直売所。
並んでいたのは「ゆめぴりか」や「ななつぼし」などの銘柄米です。
価格を見ると、「ゆめぴりか」は5kgで税込み3980円、「ななつぼし」は税込み3900円と、それぞれ4000円を切っています。

実はこの直売所では、3日からコメの価格を5%値下げしました。

この価格にお客さんからも「安くなってますね。(ゆめぴりか5kg)3980円」「安いなと。(これまでの価格は)農家の人も関係あるから仕方がないと思っていた。(値下がりでコメへの)気持ちが変わりますね」と喜びの声が聞かれ、安くなったコメを手にする人もいました。

なぜこのタイミングで値下げを決めたのでしょうか。

恵庭かのな協同組合・平野隆晴理事長は「やはり一番心配なのは“コメ離れ”。生産者も努力して、直売所の運営も努力して、なんとかこの価格帯にした。(コメは)朝からびっしりあったが売れて少なくなってしまった」と話し、客のコメ離れを防ごうと苦渋の値下げだったといいます。

一方で、スーパーで販売された5kgあたりのコメの平均価格は税込み4188円。
2週間ぶりに値下がりとなったものの、2025年の9月以降は4000円台と国産米の価格は高止まりが続いています。

実際、スーパーのコメ価格はどうなっているのでしょうか。

まず「イット!」が向かったのは、東京・足立区にある「スーパーさんよう」。
コメの価格を見ると、4日は国内産のブレンド米が、平均価格よりも安い5kgで税込み4000円ジャストで売っていました。

新潟県産の「こしいぶき」などを購入した女性に値下がりの実感について聞くと、「一番高いときで5000円近くした。少しは安いのかな、でもあんまり感じない、高いですね」と話しました。

まだまだ高いと実感する声がある一方で、「(値下がり)ちょっとはあるね。もうちょいお願いしますって感じ」「1000円くらいは安くなったんじゃないかなと。前みたいに1週間のうち麺類を増やしてというのはなくなったかな。いっとき高いときよりは変わって良くなってきたので」と少しずつ価格が下がっていると実感する声も聞かれました。

さらに取材班が訪れたのは、神奈川・横浜市にある「スーパーセルシオ和田町店」。

1カ月前に取材した時は、茨城県産の「あきたこまち」が5kgで税込み4859円でしたが、4日は4569円と300円近く値下がりしていました。

このスーパーでは月に1回特売日を設け、次の特売日ではブレンド米を税込み3700円ほどで販売するといいます。

来店客は「100円とか200円安くなればうれしいですよね」「去年よりかはちょっと、500円ぐらい安いかなと。少しでも安いと、やっぱり買う頻度は増えていきますね」と話しました。

今後の価格の見通しについて、スーパーセルシオ和田町店 食品バイヤー・久保田浩二さんは「お客さんがパッと見た中で税抜き4000円切っているのは魅力的に感じていただけるという部分を信じて、値下げの価格で毎日販売させてもらっています。問屋さんの担当者と話をする限り、なかなかグーンと下がるよりは、ちょっとずつ、ちょっとずつ今後は下がっていくのかなと感じている」と話しています。