20日から韓国・ソウルで開幕する四大陸選手権。

日本から男子は壷井達也、三浦佳生、友野一希が、女子は樋口新葉、千葉百音、松生理乃、ペアは三浦璃来・木原龍一組、長岡柚奈・森口澄士組、アイスダンスは吉田唄菜・森田真沙也組、田中梓沙・西山真瑚組が出場する。

前日の公式練習を終えたアイスダンスの吉田・森田組、田中・西山組、それぞれに意気込みを聞いた。

自分たちらしく自由な演技を

吉田・森田組として2度目の四大陸出場となった2人。

公式練習を終えた2人に話を聞くと、吉田は「目標とする点数を達成できるように」、森田は「自分たちらしく自由な演技をしたい」と話した。

吉田唄菜・森田真沙也組
吉田唄菜・森田真沙也組
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――公式練習を終えて感触は?

吉田:
体もよく動きましたし滑りやすい氷だったので1つ目の練習の感想はすごくよかったなと思います。

森田:
会場の雰囲気も味わうことができて、自分たちの滑りもちゃんと確認することができたのでいい練習になったなと思いました。

――直近のアジア大会でタイトルを取ってからの四大陸選手権。その点に関してはどう捉えていますか?

吉田:
優勝できたことがすごく自信にもなっています。1週間しか経っていませんが、さらにいい演技ができるように頑張りたい。

森田:
アジア大会と四大陸はまた別の大会なので気を引き締めて、四大陸も自分たちの演技がしっかり出せるように頑張ります。

――アジア大会で初のタイトルを取って世界で評価される手応えを2人はどう感じていますか。

吉田:
自分たちが目標にしている点数は、まだ国際試合では出せていない。

この四大陸、次の世界選手権でしっかり自分たちの目標を達成できるように、自分たちが練習でしていることをしっかり出せればそこはついてくるかと。

練習の成果を思いっきり出せたら。点数で言うと「リズムダンス70点、フリーダンス110点を出す」ことが今シーズンずっと目標なので、まだそこの壁は厳しいですが、きちんと出せたら。

森田:
試合でもガチガチにならず、自分たちらしく自由な演技でリズムダンスもフリーダンスも演技したい。

――去年の四大陸は10位でしたが、その先の世界選手権も見据えながら四大陸で目指していることはありますか。

吉田:
この試合は楽しんで滑って、世界選手権に自信を持って挑めるように、自分たちの納得のいく演技がしたい。

森田:
演技というか、プログラム1つを作るっていう過程の中で、1つ1つのエレメンツを自分たちのできる範囲でやっていくことももちろん必要ですし、そこに表現が上乗せできるような、そんな演技をしていきたい。

コンディション、普通が一番いい!

田中・西山組として四大陸は2度目の出場となる。

去年11位に終わってしまったが、今回は「良い調子」で迎えられていると2人は語る。

田中梓沙・西山真瑚組
田中梓沙・西山真瑚組

――コンディションはどうですか。

田中:
コンディションも別に悪くはなく、普通です。普通が一番いいと思うのでいいと思います!

西山:
週末アジア大会終わってから、大阪のナショナルトレーニングセンターで練習をして、すごくいい練習が積めた。体調も僕としては、すごく元気なので、すごくいい形で韓国に来れてると思います。

――去年に続き2回目の四大陸。この大会にかける思いはありますか。

田中:
まずは自分たちにとっておそらく、シーズンラストの大会になると思うので、最後に全部力を出し切って、「今シーズン良かったね」と終われるような試合にしたい。

西山:
僕も同じ。今シーズンはなかなかいいスタートが切れなかったのですが、終盤になると、しっかり練習も積めて、少しずつ調子も良くなってきたので、練習してきたことをすべて発揮して楽しくこの試合終われたらいいなって。

もちろん点数としても、勝負でもあるので、いい点数をとって少しでももう一組の日本チームに近づいて行けるようにしたい。

四大陸フィギュアスケート選手権2025
2月21日(金)深夜2時25分~放送(男子・ショート&ペアフリー)
2月22日(土)深夜1時45分~放送(男子フリー)
2月23日(日)深夜1時30分~放送(女子フリー)

フィギュアスケート取材班
フィギュアスケート取材班