ミャンマーの拠点で特殊詐欺に加担させられていたとみられる愛知県の16歳の高校生が、保護されていたことが分かりました。

タイ当局は2月12日、ミャンマーとの国境付近で、中国系の犯罪拠点で特殊詐欺に加担させられたとみられる16歳の少年を保護していました。

警察によりますと、この少年は愛知県に住む高校生で、インターネットで知り合った人物に「海外でやれる仕事がある」と持ちかけられ、2024年12月にタイを経由してミャンマーに入ったということです。

高校生は特殊詐欺の「かけ子」をさせられていたとみられ、2月に入って家族に「ミャンマーで中国マフィアに詐欺をさせられている」と助けを求めていました。

高校生は16日に帰国し、愛知県警が事情を聴いています。