熊本市の大西市長は2月10日の議員全員会議で「小中学校の給食費無償化について検討を始める」と初めて述べた。

学校給食費の無償化について検討

2月10日の議会全員会議・冒頭で、大西市長は「これまでの国の交付金を活用した助成にとどまらず、熊本市独自の取り組みとして、学校給食費の無償化について、今後庁内で具体的に検討して参りたいと考えております」と述べた。

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これまで「負担軽減について検討」としてきた学校給食費について初めて『無償化』を掲げ、検討すると表明した。熊本市の学校給食は現在、小学校が月額4800円、中学校が5600円だ。

同日開かれた定例会見で大西熊本市長は「給食の食材が高騰していることもあり(保護者の)負担感が強くなっていくと思う。熊本市としても(無償化)検討へ舵を切る」と話した。

年間約35億円の財源はどうする?

大西熊本市長は、無償化には年間約35億円が必要とし、今後財源をどうするかなど議論を始めたいとした。

学校給食の無償化をめぐって同じ政令市では大阪市が実施、福岡市が検討中という。一方、熊本県内では宇城市など14市町村が無償化を実施している。

(テレビ熊本)

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