九州沖縄の陸上自衛隊のトップ、第42代西部方面総監に鳥海誠司陸将が着任し、8月4日に健軍駐屯地で着任式が行われた。鳥海陸将は、今後、健軍駐屯地に「長射程ミサイルの配備計画を検討中」との一部報道について「配備先はまだ検討中だが、決して信頼を損なうことのないように自治体・住民に対応していく」と述べた。
西部方面総監に鳥海誠司陸将が着任
8月1日付で西部方面総監に着任した鳥海誠司陸将は埼玉県出身の58歳。兵庫地方、協力本部長や統合幕僚監部総務部長、第1師団長などを歴任した。

8月4日の着任式では、約250人の隊員を前に「諸官らと共に汗をかき、油にまみれ、土のにおいをかぎながら、この使命を果たしていく」と述べた。
射程ミサイルの健軍駐屯地配備は?
また、防衛省が国産の長射程ミサイル『12式地対艦誘導弾能力向上型』を2025年度中に健軍駐屯地へ配備することを計画していると報じられたことについて、「断定的に申し上げられることはないが、丁寧な対応をして、決して信頼を損なうことのないように自治体・住民に対応していく」と述べた。

また、4日はミサイル配備に反対する市民グループが健軍駐屯地近くで抗議集会を開き、配備の中止を求める防衛大臣あての要請書を提出した。
(テレビ熊本)