メジャーリーグ・ドジャースの大谷翔平選手の元通訳で銀行詐欺罪などに問われている水原一平被告に求刑通り4年9カ月の禁錮刑が言い渡されました。
裁判所前から中継です。
水原被告は裁判官から禁錮刑が言い渡されるとき、じっと裁判官を見つめていました。
そして、時折、唾を飲みこむような仕草をしていました。

水原被告は、法廷で「大谷選手には本当に申し訳ないと思っている。謝っても私が犯した罪は償われず、この罪は一生ついてまわる」などと話したうえで、寛大な量刑を求めました。

裁判官は、水原被告が事前に裁判所に提出した「給料が低くて、生活が苦しかった」などと書いた手紙は事実の省略や虚偽が混ざっていると指摘。

そのうえで、検察の求刑通り4年9カ月の禁固刑と大谷選手への賠償金として約1700万ドル(約26億円)の支払いと本来支払うべきだった税金115万ドル(約1億7000万円)の支払いなどを命じました。
裁判官は、控訴期間が14日間あることを説明しましたが、水原被告の代理人は控訴について「コメントしない」と話しました。
控訴しなければ、今後当局が指定する刑務所に3月24日までに出頭するよう求められています。
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