アメリカの首都ワシントン近郊で、旅客機と軍用ヘリが衝突し墜落した事故で、トランプ大統領は「生存者はいない」と述べ、乗客乗員の全員が死亡したと明らかにしました。

アメリカ・トランプ大統領:
残念ながら、生存者はいない。ワシントン、そしてアメリカ歴史にとって暗く耐え難い一夜となった。

トランプ氏は30日、記者会見で旅客機の乗客乗員64人と軍用ヘリに乗っていた3人の合わせて67人全員が死亡し、アメリカ軍などが原因究明に向けた調査を行っていると強調しました。

また、トランプ氏は航空管制やヘリコプターの操縦にミスがあった可能性を指摘し、会見に同席したヘグセス国防長官もそれを認めました。

ただ、バイデン政権時代に多様性などを推進したことで、連邦航空局に「優秀な人材が採用されなかった」とも批判し、民主党政権に責任を転嫁したことで物議を醸しています。

現地当局は、これまでに28人の遺体を収容したと発表しています。