「途中で忙しさを理由に練習をしなくなるというのはよくある話です(笑)。ですから、練習を継続するためには仕事や生活スタイルをマネージメントしていくことも大切。それから、初心者が避けて通れない壁が『痛み』です」
膝など脚に痛みが出てきて練習をストップしてしまう人も少なくない。しかし金さんはそこで練習を止めてしまうのはもったいないと話す。
「アスリートのようなハードなトレーニングを行っているわけではないので、初心者の痛みはそれほど深刻ではないんですよ。痛みを感じたら、“原因”に対処しつつ、ランニングを続けて筋力をつけたほうがいいです」

金さんによれば、初心者の痛みの原因は、ほとんどの場合「骨盤のゆがみ」から来るものだという。多くの人がデスクワークなど、日常生活のクセから来る骨盤のゆがみをもっている。
そして、そのまま走っていると、ゆがみによって負荷がかかる場所に痛みが出るようになるという。
すでに痛みが出ている場合は、病院よりも接骨院や整体院で体のゆがみを診てもらったほうがいいとのこと。
痛みを予防するには、骨盤周辺を柔らかくするストレッチを習慣化することを勧める。