全日本選手権が幕を閉じ、シーズン後半戦に突入した日本フィギュア界。
新年1発目の大会として第97回日本学生氷上競技選手権大会(インカレ)が1月4日から7日に行われた。
男子は明治大学の佐藤駿が優勝した。
佐藤駿が明治大学優勝に貢献
優勝は佐藤駿(明治大学)。
去年12月の全日本選手権では、思うように実力を発揮できず7位と悔しさの残る結果になってしまった。
それでもGPファイナル3位など今季の活躍が評価され、3月にボストンで行われる世界選手権代表に選出された。
全日本後には1週間程の休みを設け、連戦の疲れをとったという佐藤。
「(三浦)佳生と一緒に遊びに行ったというか、リフレッシュしがてら佳生の家で鍋パーティーをして1泊させてもらって楽しんでいました」

今大会、ショートでは構成を落として挑んだ。
代名詞の4回転ルッツは封印し、冒頭に4回転トゥループを投入。出来栄え点3.17と完璧に成功させ、2位と20点近く差をつけ首位で折り返した。

一方フリーでは、試合直前の公式練習で調子が良かったため入れることを決めたという、4回転フリップを全日本後初めて挑戦した。惜しくも転倒とはなったものの、その後のジャンプのミスを最小限に抑え、インカレ2度目の優勝を果たした。
「今回(大島)光翔がラストということもあって、本当に出場したいという思いが強かった。出場することができて、とても嬉しく思っていて、まずは優勝することができてよかったです」

今回でインカレ最後の出場となった明治大学スケート部の主将を務める大島のためにも、優勝に貢献し、新年から良いスタートを切った佐藤。
迎えるシーズン後半戦に向けて意気込みを語る。