フリーでは、3度目のシニア課題での演技に戸惑ってしまったと話すが、トリプルアクセルを成功させ、得意のコレオでは武器の情熱的な表現力で出来栄え点1.50とずば抜けた評価を受けた。

今季最後の試合を終えた朝賀は、来季からシニア参戦を表明している。4回転ジャンプにも意欲を見せる今後の活躍にも期待がかかる。
現役続行を表明した大島光翔
6位の大島光翔は、明治大学主将として最後のインカレでも応援や演技などで大いに盛り上げた。
「本当にありがたいことに4年間出させていただいて。明治大学を背負って出る試合も恐らくこれで最後になると思って臨んでいました。そういった意味では感慨深いものもあって、悔いだけは残さないように全力で滑り切ろうと思って最後まで滑り切りました」

フリーでは、チームメイトたちに囲まれコーチである父・淳さんも滑った思い入れのある
『Desperado』を披露。ジャンプを全て着氷させ、たくさんの歓声に包まれながら演技を終えた。大学4年間の目標だったという、優勝カップを大島は主将として掲げた。

今後については、「学生生活も終わるので、競技者として現役を続行すると決めたからこそ、本当に腹くくって死ぬ気で上を目指してやっていかないといけないと思っています。今まで以上にスケートに集中して頑張っていきたい」と現役続行を表明。
“スタァ”のさらなる活躍に注目したい。

7位は、去年の全日本選手権で5年連続5回目の出場を果たした杉山匠海(岡山大学)。
全日本ですべてを出し切ったことで、インカレは本調子ではなかったという中でも、持ち味の美しいスケーティングで滑り切った。