絵本を読んでもらう子どもたち、楽しそうな笑顔があふれます。

絵本の読み聞かせ:
粉は“ふわふわ” ボウルは“ごとごと” 誰かボウルを押さえてて …

これは子ども食堂で行われた、高校生による「絵本の読み聞かせ」。

活動しているのは、一般社団法人で代表理事を務める関矢美南さん、高校3年生です。
関矢美南さん:
私にしかできないかなという強い使命感を持って、機会格差を是正していきたいと思っています。
家庭環境による教育格差をなくすため、関矢さんは高校2年生のとき、自ら法人を設立。

全国から集めた本で、子ども達に読み聞かせや、寄付活動を行っているのです。

関矢美南さん:
高校生が自発的にやるということに意味があるかなと思っていて、子どもが子どものためにやっているという、私の活動を見てこの現状(教育格差)を、もっとよく知ってもらうことができるのではないか。
お母さんが保育士だったこともあり、経済的理由で本に触れる機会が少ない子どもたちを多く見てきたという関矢さん。

“誰もが平等に本に触れられるようにしたい”と、学校の休みを使って、2年前から活動を始めました。

こうした関矢さんの取り組みに、区の教育委員会から、去年感謝状が贈られました。
――そこまで関矢さんを突き動かす原動力は何ですか?

関矢美南さん:
私たちが子供たちと交流して、一緒に楽しんで、誰かと一緒に、絵本を読んだ時の楽しさだったりとか感動だったりとかを共有するっていうところも大切にしてほしいなって思ってそういう子供たちと絵本の世界の架け橋になりたいなっていう思いでやっています。
“誰もが平等に本に触れられるようにしたい”その想いで、多くの子どもたちに本を届ける関矢さんの活動はあすも続きます。
(「イット!」12月9日放送より)