全日本フィギュアスケート選手権が12月20日から開幕する。

今大会で表彰台の頂点を目指すのは、去年2位の鍵山優真(21)だ。

これまで6度全日本に出場しているが、一度も頂点の座に立ったことはない。

「新王者」が決まる全日本。鍵山もその頂点を狙う。

宇野も期待寄せる“エース”鍵山

2026年のミラノ・コルティナダンペッツォ五輪でメダルが期待される鍵山。

昨シーズンは全日本選手権2位、四大陸選手権優勝、世界選手権2位。そして今シーズンは出場したGPシリーズ2大会で優勝し、GPファイナルは2位だった。

2023年の全日本選手権
2023年の全日本選手権
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迫る全日本に対して優勝の壁は厚いと鍵山は、全日本で2大会連続6度の優勝を飾るインタビュアーの宇野昌磨さんへ吐露する。

まず、宇野さんは「優真くんは日本のエース。ただフィギュアスケーターは、自分が一番いい演技をするためにリンクに立ち、そこで1人」とエースとしての重圧を経験した宇野も、鍵山へ期待を寄せる。

鍵山にインタビューする宇野さん
鍵山にインタビューする宇野さん

「日本のエースでもエースでなくてもやるべきことは変わりません。その期待を力に変えやすい選手だとすごく前から思っているので、どんどんどんどん彼の成長が楽しみになっています」