マイページ
#9 “おしゃべりな男”警察庁長官銃撃事件の現場近くで目撃されたオウム幹部「ちょっと疲れて…」薩摩隼人の取調官が暴いた嘘 【秘録】警察庁長官銃撃事件9|FNNプライムオンライン
【秘録】警察庁長官銃撃事件

#9 “おしゃべりな男”警察庁長官銃撃事件の現場近くで目撃されたオウム幹部「ちょっと疲れて…」薩摩隼人の取調官が暴いた嘘

【秘録】警察庁長官銃撃事件9

Google ニュース プリファードソース

警察庁長官銃撃事件

薩摩隼人の捜査員

矢野の取り調べは、特捜本部のデスク班にいた公安一課の石室紀男警部補(仮名)が担当した。石室は、栢木と同じ調査第五担当=「調五」(ちょうご)の所属である。

鹿児島県出身。大柄で、まさに薩摩隼人を地で行くような剛毅さがあり、小さなことにとらわれず、どんな逆境でも前向きな男だった。

酒好きで茶目っ気もあってか部下からも慕われていた。生まれながらにして策を嫌うので、被疑者からも自然と信頼を得る取調官として知られていた。

矢野が逮捕された赤坂の半地下駐車場 1995年4月
矢野が逮捕された赤坂の半地下駐車場 1995年4月

オウムの関連施設が入る赤坂のビルの半地下駐車場で、彼らが一体何をしていたのかが焦点だったが、長官事件の特捜本部員である石室は最初から自分たちの本題を突っ込んだ。

ーー矢野くん。3月30日に国松警察庁長官が撃たれた事件があったのは知っている?

「はい」

ーーその日、事件の発生直後に南千住署の横を猛スピードで自転車をこいでいた男が目撃されているんだけど、君にそっくりだって言う人がいるんだけど

「知りません」

ーー自転車に乗ってその辺りを走っていなかった?

「知りません」

ーーそんな嫌がらないでよ。自転車に乗って走っていたかどうか聞いているだけだよ。

「絶対違います」

矢野は完全否定だった。

ーーじゃあ、その日はどこで何をしていたか説明できる?

関連記事

警察庁長官銃撃事件

【秘録】警察庁長官銃撃事件の他の記事
【最終話】警察庁長官を撃ったのは誰なのか?捜査員が託した「〇✕表」が意味するもの…未解決重大事件の犯人像
【最終話】警察庁長官を撃ったのは誰なのか?捜査員が託した「〇✕表」が意味するもの…未解決重大事件の犯人像
社会
#59 30年前の銃弾で欠けたタイルは語る…警察庁長官銃撃事件“自供”の中村泰の“妄想” 打ち砕く現場
#59 30年前の銃弾で欠けたタイルは語る…警察庁長官銃撃事件“自供”の中村泰の“妄想” 打ち砕く現場
社会
#58 表札の字や4発目の供述に食い違い…捜査資料に記された警察庁長官銃撃“自供”の中村泰が真犯人ではない6つの理由
#58 表札の字や4発目の供述に食い違い…捜査資料に記された警察庁長官銃撃“自供”の中村泰が真犯人ではない6つの理由
社会
#57 4発目の銃弾に“齟齬”が…長官銃撃“自供”の中村泰元受刑者が面会で記者に語った犯行の一部始終「私が撃ちました」
#57 4発目の銃弾に“齟齬”が…長官銃撃“自供”の中村泰元受刑者が面会で記者に語った犯行の一部始終「私が撃ちました」
社会
一覧ページへ
×