白いゴーグルを付けた男子生徒を端末で撮影。
すると…。

音声:
A man siting at a desk with a virtual reality headest on.(VRゴーグルを付けて、机に座っている男性)
これは、撮影するだけで、その状況までを細かく英語に翻訳してくれるアプリ。
英語の授業を行っている場面では…。

音声:
A teacher is teaching a class of students in a classroom.(先生が教室で生徒に授業しています)
このアプリを開発したのは、なんと4人の高校生。

その発案者は、高崎高校3年、物理部の黒澤駿くんです。

黒澤駿くん:
周りの物を見て「これ英語でなんて言うんだろう」って思ったことがあると思うんですよ。
好奇心を直接生かして、学習につなげられるというのが一番のメリットです。

全国の高校生が研究成果を競う大会でこのアプリが120校のトップに選ばれました。

小学生を対象に、自分から進んで英語に触れることを重視したこのアプリ。

“覚えるだけの教育を変えたい”という黒澤くんの思いが込められています。

黒澤駿くん:
(日本では)英語を大事にしようと思うあまり、どうしても児童達にやらせる形になってしまっていま小学生の英語嫌いが、すごく増えている。
黒澤くん自身も、小学生の頃に通っていた英語塾で“やらされる学習方法”により、英語が嫌いになってしまったといいます。
そうした経験から、これ以上、英語嫌いを増やさないためにアプリ開発に取り組んでいます。

黒澤駿くん:
小学生で英語が嫌いになったら中学生では、もっと英語難しくなっちゃうから嫌いになっちゃいますし英語をできる人を増やすのに小学生の英語嫌いを、できるだけ減らしておくのが重要だと思っていてせっかく持った興味を無駄にしない学習に貢献できたら嬉しいです。
“興味を無駄にしない学習に貢献したい”これ以上、英語嫌いを増やさないために、黒澤くんの研究はあすも続きます。
(「イット!」12月3日放送より)