街を歩く男性の背後に銃口を向ける、黒ずくめの男。
アメリカ・ニューヨーク・マンハッタンで、大手医療保険会社のCEOが銃殺。
逃走した容疑者に、多額の懸賞金がかけられる事態となっている。

午前7時前にニューヨークのマンハッタンで銃撃

記者リポート:
マンハッタンのど真ん中にあるヒルトンホテルの裏口が射殺の犯行現場ですが、今 警察による捜査が続けられています。

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マンハッタンの大通りにはられた規制線。
クリスマスの装飾がなされた木々のそばでは、多くの警察官が集まり現場検証が行われていた。

4日午前7時前、ニューヨークのマンハッタンで銃撃事件が発生。

殺害されたのは、売上高10兆円規模の医療保険大手「ユナイテッド・ヘルスケア」のブライアン・トンプソンCEO(50)。

ホテルに入ろうとしていたところ、待ち伏せしていた男が背後から銃撃。
病院に搬送されたが、その後死亡が確認された。

男性:
外にいたら銃声が鳴り響くのを聞きました。走ってここまで逃げました。

トンプソンさんを銃撃した男は、現在も逃走中。

警察は男に1万ドル、日本円で約150万円の懸賞金をかけるなどして行方を追っている。

弾に「否定」「退陣」といった単語が?

“世界経済の中心地”で突如起きた事件に、観光客も驚きを隠せない。

イタリアからの観光客:
クリスマス直前に起きたなんて、本当にひどい出来事です。

巨大企業のCEOの命を奪った“黒ずくめの男”はどこへ消えたのか…。

銃撃があったのは、ブロードウェイシアターなどが並ぶ中心部のヒルトンホテル。

警察によると、男は犯行後現場から徒歩で逃走。
その後、電動自転車に乗り換え、セントラルパーク方面へと逃げていったという。

現地メディアによると、トンプソンさんが何者かに脅迫をされていたと妻が話してたという。
さらに…。

記者リポート:
ひさしの下には紙コップが見えるんですが、銃撃の際に飛び出た薬きょうが入っているということです。

別の現地メディアは、男が「弾丸にメッセージを残した可能性がある」と報道。弾には「否定」や「退陣」といった単語が書かれていた可能性があるという。
(「イット!」12月5日放送より)