談笑する2組の夫婦。
少子化対策として期待される取り組みの真っ最中です。

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参加者(夫):
お菓子とか食べられるんですね。

ホスト:
もう1歳過ぎているので、だいぶ食べられるようになっています。

これは、将来に不安を持つ若い世代が、希望した子育て家庭を訪れる「家族留学」。

育児のリアルを体験できる取り組みです。

この「家族留学」を立ち上げたのは、一児のママ、新居日南恵さんです。

新居日南恵さん:
ポジティブな情報よりネガティブな情報が拡散されるのがSNSの世界だと思うので、子どもを持つことへの不安感は増していると思う。

色んな(家庭の)パターンを見ていれば(将来の)希望になってくる。

この日参加したのは、共働きの新婚夫婦。

子どもを持つことに漠然とした不安を抱えているといいます。

参加者(妻):
まだ決められなくて、子どもを持つかどうか。30になるし・・・。

夫婦の将来についての相談のほか、公園で子どもと遊ぶなど約7時間、子どもがいる生活を体験しました。

参加者(夫):
親・兄弟とかとこういう話ってなかなか…。

参加者(妻):
大丈夫だよって言われちゃいそう。仕事も似ているので(自分たちを)投影して話が聞けてよかったです。

学生時代から、結婚や子育てについて考えていたという新居さん。

進路相談をするように、“多くの大人から子育てを学べる機会を作りたい”と「家族留学」をスタートしました。

新居日南恵さん:
家族留学は東京を中心に始まっているんですけど広い範囲で、この体験を知ってもらえるようにしていきたいなと思っています。

“家族留学”で子どもを持つことへの漠然とした不安を解消し、少子化対策の一歩へと取り組む新居さんの活動はあすも続きます。
(「イット!」11月15日放送より)