「夢は世界チャンピオン」日本格闘技界が将来有望な逸材として注目する女子小学生は家族の支えを力に大好きなキックボクシングに打ち込んでいる。

キックボクシングのために空手を

新居浜市立高津小学校6年の近藤希咲来(きさら)さんはパンチとキックを駆使して戦うキックボクシングで未来のチャンピオン候補といわれる格闘技界期待の新星だ。

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希咲来さんがキックボクシングを始めたきっかけは那須川天心選手だ。那須川天心選手はキックボクサーとして47戦無敗を誇ったスーパースター。小学1年で空手を始めた希咲来さんにとって那須川選手は憧れであり目標にする存在だ。

小学3年で空手の日本チャンピオンに輝くと、念願のキックボクシングに転向。

近藤希咲来さん:
もともとキックボクシングがしたくて空手をキックボクシングのためにしてたみたいな感じで全国大会優勝したタイミングでやめてキックボクシングに移ることになりました。

希咲来さんは出場した数々の大会で優勝を飾り、中学生の男子選手に勝利したこともあるなど注目される存在となった。

希咲来さんの得意技は、スピードと相手の攻撃をよけてからの入りが速いところ。さらに、右ストレートと右ハイキックだ。

学校の宿題は帰ってきてすぐ!そして練習へ

成長を支えてきたのが希咲来さんの家族。

毎日が練習中心の生活を送っている希咲来さんは寝る時間も大事と話す。
練習した後に宿題を行うと寝る時間が遅くなるため、学校から帰るとすぐに宿題に取り掛かる。そして、宿題が終わるとすぐに練習だ。

希咲来さんを指導する父・正英さんは元プロボクサーで、塗装業を営むかたわら自宅の倉庫を改装して練習場を作り娘の夢を全力で応援している。

父・正英さん:
僕が格闘技の辛さっていうのを一番知っているので本当はやって欲しくはなかったんですけど、やり始めてやっていくうちに、人にはないものがあるっていうのに気がついて、もしかしたらこの子だったら違う世界を僕たちに見せてくれるんじゃないかっていう期待が出てきて…。

「中2とか中3ぐらいでプロになる」

希咲来さんは夏にはボクシングの全国大会でも優勝するなど非凡な才能と努力が融合し日々進化を続けている。

希咲来さんは「中学校2年生とか3年生ぐらいでプロになって、中3とか高1ぐらいでライズっていう団体があるんですけどそこのベルトを取れたらなと思います。女子で一番強くて憧れられる、すごいなって思ってもらえる選手になりたいです」と将来の目標を語る。

大きな夢を胸に努力を続ける12歳。若き格闘家の挑戦は始まったばかりだ。

(テレビ愛媛)

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