事件の捜査や行方不明者の捜索などで活躍する警察犬になるための能力を競う競技会が11月14日、丸亀市で開かれました。
開会式では、香川県警の岡本慎一郎本部長が「匂いを用いる捜査では警察犬は欠かせない。能力を存分に示してほしい」と挨拶しました。
競技会は、警察犬になるために必要な能力を審査するため、毎年この時期に行われているもので、2024年はシェパード13頭が参加。布に付着した匂いをもとに、犯人の足取りや残した凶器を見つける能力が競われました。審査を通ったイヌは、1年間の任期で警察犬に嘱託されます。
(香川県警鑑識課 濱野誠三課長)
「わずかな匂いを頼りに見えない証拠を追ってくれる。匂いをたどり捜査をするのは犬しかいないので、活躍を期待している」
香川県警によりますと、2024年の県内での警察犬の出動件数は、10月末までに91件ということです。