アートの世界に新たな風を吹き込む「バンクシー&ストリートアーティスト展」が11月17日まで愛媛県美術館で開催中だ。会期終了まで残りわずかとなった今、訪れる価値がある理由とは何か。スマートフォン片手に、アートを体感する新しい楽しみ方を紹介する。
スマホで楽しむアート体験
「バンクシー&ストリートアーティスト展」は、他の美術展とは一味違う。
この記事の画像(25枚)なんと、展示されている作品の約半数を占めるバンクシー作品すべてが撮影可能なのだ。
そこでテレビ愛媛アナウンサーの鈴木瑠梨と曽我部愛麗が「映え写真バトル」を行った。
曽我部アナは「やっぱり映え写真にはかなり自信があるので、今回、勝てるんじゃないかなと思います」と自信満々に語り、かわいいアートを追い求める。
一方、鈴木アナは「曽我部アナは写真撮るのが本当に上手なんですよ。正攻法でいっても勝てないので」と、映画『パルプフィクション』の一場面を描いた作品を前に、体を張ったポーズでアートの一部になりきる。
美術館での新しい楽しみ方
さて、2人が選んだベストショットはどうだったのか。
曽我部アナは「こちらです。ポイントはただリードを持っているように見えるだけではなくて、犬が吠えている感じがしたので、少し引っ張られているような」と説明。
鈴木アナは「私はこちらです!この躍動感あふれる…」と自信を見せる。
判定を下すのは愛媛県美術館の宇野茉莉花学芸員だ。
宇野学芸員は「勝者は鈴木アナです」と発表し、その理由を「割と皆さん主演の2人と同じポーズをするっていうのはあるあるかなと思ったんですけど、逆に撃たれる側を演じられるっていうのが私のツボにはまりまして、すごく面白いなと思ったので」と述べた。鈴木アナは「宇野さんの心をつかみました」と喜び、曽我部アナは「負けた、悔しい」と悔しさをにじませた。
グッズ選びも楽しみの一つ
展覧会の楽しみはアートだけではない。
物販コーナーには、バンクシーやストリートアートに関連する約200種類のグッズが並ぶ。鈴木アナと曽我部アナは、販売ランキング1位を当てるべく奮闘する。「ここからは2人で協力してこのグッズの販売ランキング1位を当てたいと思います。絶対当てるぞ!」と意気込む2人。
真っ赤なドイツ製のボールペンは、描くたびにハートが揺れ、あの「風船と少女」を彷彿(ほうふつ)とさせる。「あ、ヒント見つけた」と鈴木アナが見つけたのは、『再入荷しました』のポップが貼ってある、バンクシーの作品が描かれたトランプだ。
曽我部アナは「ステッカーとかも人気なんじゃないですか。最近、スマートフォンに挟んだりとか」と推測するが、最終的に選んだトランプは1位ではなかった。
「再入荷って書いてあったのに…」と悔しがる2人。ランキングトップ5には、代表作「風船と少女」の小物が人気のようだ。
「バンクシー&ストリートアーティスト展」は、11月17日まで開催中。アートを身近に感じるこの機会を、ぜひお見逃しなく。
(テレビ愛媛)