鎮西学院と大村工業が激突した春高バレー長崎県大会の男子決勝。両エースの火花散る攻防は、令和春高史に残る名勝負となった。2時間に及ぶ激闘の末、鎮西学院が3年ぶりの栄冠を手にし、全国大会への切符を掴んだ。
熱戦の幕開け
春高バレー男子決勝が行われ、3年ぶり2度目の優勝を狙う鎮西学院と、3年連続21回目の優勝を目指す大村工業が対決した。長崎県大会・男子の決勝では、鎮西のエース兼キャプテン山本澪と大工のエース兼キャプテン横山夏樹が火花を散らした。
この記事の画像(5枚)大村工業は夏の県高総体で鎮西学院にストレート負けを喫しており、今回は「攻めのサーブ」で主導権を握り、第1セットを奪った。
第2セットも競り合いが続く中、大村工業が終盤に強さを見せ、オレンジコートに王手をかけた。しかし、後が無い鎮西学院は第3セットで途中出場の3年生が活躍し、息を吹き返した鎮西学院がこのセットを奪い返した。第4セットでは、選手たちの体が悲鳴を上げる中、一進一退の攻防が続き、鎮西学院が28対26でセットを取り、勝負はファイナルセットへ。
名勝負の結末は
ファイナルセットでは、両エースの打ち合いが続き、鎮西学院がセットカウント3対2で2時間2分の激闘を制し、3年ぶりの春高出場を決めた。
鎮西学院のエース山本澪は「最後良い試合ができてとても良かった」と語った。
一方、敗れた大村工業の3年生は2年生を励まし、来年の全国大会を目指す決意を新たにした。鎮西学院は全国大会で過去の先輩を超える「ベスト4」を目指す。
(テレビ長崎)