茨城・常総市の小学校にある体育館。そこで行われていたのは“命を守る運動”です。

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篠田大輔さん
けが人を模した人形があって、身近にある毛布を担架代わりにして負傷者を運び出す。

この災害時に必要な動きを取り入れた「防災スポーツ」を発案したのは篠田大輔さん(43)です。

篠田大輔さん
頭で覚えるだけではなくて頭と体で楽しみながら覚えることが大事だなと

篠田さんは、災害が多い日本で「自分を守り、家族を守る力を育んでほしい」と楽しく学べる「防災スポーツ」を作ったのです。

その種目は、負傷者を運び出す「レスキュータイムアタック」や火災時に低い姿勢で避難する訓練に役立つ「キャタピラーエスケープ」など全7種類です。

篠田大輔さん
災害時に「守れる命は守る」まずは自分の命を守った上で、次にまわりを助ける

こうした「防災スポーツ」が生まれたのは、阪神・淡路大震災で被災した篠田さんの経験でした。

篠田大輔さん
当時、家具に埋もれた家族を助け出したりとか避難した小学校でプールの水をトイレに運んだりとりあえず目の前のことを行動していた

いざという時に“頭で考える”のではなく“瞬発的に体が動く重要性”を痛感したそうです。

篠田大輔さん
助ける側となりうる若い世代に学んでおいていただくことによって地域の防災力は高まっていく。意識だけではなくて行動に繋げてほしい

いざというときのために備えることを「楽しく」学んでほしいと願う篠田さんの活動はあすも続きます。

(イット! 10月4日放送より)