30日、汗ばむ陽気の中、赤坂御苑で開かれたのは、天皇皇后両陛下主催の「秋の園遊会」。
この記事の画像(19枚)皇后雅子さまは、紅葉があしらわれた和服姿でご登場。
春に続き、2回目の出席となる両陛下の長女 愛子さまは、“初の和装でのご公務”となりました。
今回の園遊会では、コロナ禍以降控えていた、御料牧場産の肉を使ったジンギスカンや焼き鳥、ちまきなどが振る舞われました。
出席者の中には、今年の夏、世界中を熱狂させたパリオリンピック・パラリンピックの金メダリストらの姿が…。
陸上女子やり投げで、1投目で65m80cmを記録し、金メダルを獲得した北口榛花選手(26)に両陛下が声をかけられます。
天皇陛下「よかったですね」
北口榛花選手「はいよかったです。ありがとうございます」
雅子さま「1投目は難しいものなんですか?」
北口榛花選手「そうですね、順番が早ければ早いほど試合の空気感が、五輪の決勝では変わるので、その空気をつかんでいくのに少し時間がかかる。
1投目でどれだけ投げられるかで、周りの、後の選手のプレッシャーも変わってくるので、大事なポイントではあります」
その話を聞いた陛下は、後ろにある池を振り返りながら…。
天皇陛下「65m…(池の方を指さし)」
北口榛花選手「あははは、そうですね、池は越えられると思います!」
やりを投げたら、庭園の池を越えることができるのでは?という話題に和やかな空気が流れます。
柔道の阿部一二三選手(27)は、金メダルを獲得した技「袖釣り込み腰」について質問されました。
天皇陛下「袖釣り込み腰」
阿部一二三選手「はい、あの技が一番相手を投げられるかなと。最近は袖釣り込み腰が、すごい海外の選手に効くのかなと」
雅子さま「妹さんにもよろしく」
阿部一二三選手「はい!ありがとうございます」
さらに、スケートボードで金メダルを獲得した若い2人とも、話に花が咲きました。
天皇陛下「スケートボードは芝生の上ではできないのですか?(そこが)ちょっとスロープになっている」
堀米雄斗選手「そうですね、一応できないことはないですけれど。こういうところで滑るときは、(タイヤを)大きめにして柔らかいのを使うと、こういうところでも滑れそう」
天皇陛下「下に池があるので」
堀米雄斗選手「めっちゃ気持ちいいかもしれない、それは」
雅子さまからは、スケートボードにちなんだ子供時代の話が明かされました。
雅子さま「わたし、子供の頃スケートボード、滑るだけは滑ったことがあります」
吉沢恋選手「えーそうなんですね!」
雅子さま「友達が持っていて、家の前が坂になっていたので、そこでこういう感じで滑っていただけなんですけど、何回か楽しくてやっていました」
吉沢恋選手「じゃあ一緒に滑れますね!」
懇談後、2人は両陛下との会話について、こう話していました。
吉沢恋選手(15):
全然自分のこと分からないだろうなって思っていたんですけど、パリ五輪のこととかすごく聞いてくださって、うれしかったです。
堀米雄斗選手(25):
(皇后さまが)スケートボード乗っていたっていうお話をしてくれて、そこで、なんか僕もめちゃめちゃ親近感湧いたし、すごくびっくりしたし、すごくうれしかったです。
(「めざまし8」10月31日放送より)