「屋外の空気中から集めた熱を室内に送り込んで暖房する仕組みのエアコンは、室内機や室外機がうまく空気を吸い込んだり吹き出したりできない状態だと、熱を効率的に集められなくなってしまいます。
室内の空気が暖まりにくくなるとその分電気代もかかってしまうので、フィルターが目詰まりしていないか、室外機のまわりに余計なものが置かれていないかなどを確認してください」 

フィルター掃除は「2週間に1度」

エアコンには「自動掃除機能」を備えているものもあるが、ダイキンによると、ない場合は2週間に1回を目安にフィルターを掃除するのがお勧め。エアコン全面のパネルを開けてフィルターを取り外し、ホコリを掃除機で吸ってから戻すお手入れをしてほしいという。

油分を含んだ煙がフィルターに(画像はイメージ)
油分を含んだ煙がフィルターに(画像はイメージ)

自動掃除機能がついているなら、掃除する頻度は基本的に“おまかせ”で問題ないが、キッチンの近くにあるエアコンは要注意。油分を含んだ煙がホコリと絡まって、フィルターを目詰まりさせることがあるという。

こうした環境の場合は2週間に1回を目安に、台所用中性洗剤を溶かしたぬるま湯でフィルターを洗い、十分に陰干ししてから室内機に戻すのがポイントだ。

ダイキン公式YouTubeより
ダイキン公式YouTubeより

暖房をオンにしても「風量が少なかった?」「設定温度が低すぎた?」と思った場合は、フィルターの掃除が十分にできているか、室外機と室内機が十分に稼働できる環境かどうかをチェックしてほしい。

30分の外出は「つけっぱなし」OK

このほかにも、時間によっては、こまめに電源のオン・オフを繰り返すより「つけっぱなし」にした方が節電になる場合もあるという。

スイッチのオン・オフを繰り返すと、室外機と室内機の中の「圧縮機」の負荷が高まる回数が増え、余計に電力を使ってしまうため、30分程度の外出をする場合は、エアコンを「つけっぱなし」の状態にした方が良いそうだ。

エアコンはこれからの季節、毎日の生活に欠かせないものだろう。効率的な使い方を覚えて、快適な冬をすごしてほしい。

プライムオンライン特集班
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