冬の今の時期、就寝時の乾燥が気になる人も多いのではないだろうか?
三菱電機 霧ヶ峰PR事務局が昨年12月、東京と大阪在住の男女600人を対象に実施した「冬の室内環境に関する調査」を実施。この中で、エアコン暖房をつけて就寝する際に「乾燥」が「気になる/どちらかといえば気になる」と回答した人の合計は84.8%だった。

また、エアコン暖房を使用する際に「窓や壁の結露」が「気になる/どちらかといえば気になる」と回答した人の合計は68.3%だった。

さらに「就寝時の乾燥」「窓や壁の結露」のそれぞれについて対策をしている、もしくは過去にしたことがあるか質問したところ、「就寝時の乾燥」については74%の人が「対策を行っている/行ったことがある」と回答。

一方、乾燥対策を行ったことがある人に「自身の乾燥対策に満足しているか」と質問したところ、「満足していない/どちらかといえば満足していない」と回答した人の合計は28.8%となり、3~4人に1人が自身の乾燥対策に満足していないことがわかった。

また、「結露」の対策をしたことがない人は52.2%で、その理由は1位が「面倒だから」(44.5%)、2位は「対策の仕方がわからないから」(39.5%)となった。

この結果から、結露対策を行っていない人のうち、2~3人に1人が対策の仕方をわかっていないことが明らかになった。

さらに、室内の結露が「気になる/やや気になる」と回答した人に、具体的に結露が気になる場所を質問したところ、1位は「寝室」(75.4%)。

この調査では、就寝時の乾燥対策に「満足していない」が約3割、結露の「対策の仕方がわからない」は約4割いることが分かったわけだが、それぞれ、どのような対策をすればいいのか?
三菱電機の担当者に聞いた。
就寝時の乾燥対策は3つ
――冬の就寝時に室内が乾燥していると、どんなトラブルが発生する可能性がある?
睡眠環境プランナーの三橋美穂さんによると、冬の就寝時、室内の乾燥により「のどが渇いて目が覚める」「乾燥によって肌がかゆくなり、よく眠れない」などのトラブルが発生する可能性があるということです。
――就寝時の乾燥対策、どんなことをすればいい?
三橋さんによると、3つあります。
(1)入浴後にコップ1杯、寝る前にはのどを潤す程度に(コップ半分以下)常温の水や白湯を飲む
就寝中は大量の汗が出て、水分が失われます。あらかじめ水分補給をしておけば、寝ている間の乾燥を防げます。ただし、水分をとり過ぎるとトイレが近くなり、快眠の妨げになるので気をつけましょう。
おすすめは、お風呂上りにしっかり水分をとり、寝る前はのどを潤す程度の水を飲むことです。また、体を冷やさないように常温の水や白湯を飲むのも大事なポイントです。
(2)就寝時には「綿やシルクのマスク」がおすすめ
マスクを着用する場合は、不織布よりも綿やシルクがおすすめです。繊維の間に水分を含むので、保湿性が高まります。
(3)就寝場所の近くで洗濯物を室内干し
洗濯物を室内に干して、湿度を上げましょう。できるだけ就寝場所(ベッドや布団など)付近に干すのがおすすめです。

――「寝室」の乾燥を防ぐ、エアコン暖房の使い方はある?
こちらも、3つあります。
(1)「快眠/ねむり運転」を設定しましょう
「快眠/ねむり運転」を設定すると、自動的に以下のように運転を切り替えて眠りやすい環境をつくります。
風量が静音モードに切り替わることで、エアコンの温風が弱まって温風による乾燥が抑えられます。

(2)風向きを調整し、人がいないところに向けて下向きに温風を送りましょう
人がいないところに向けて下向きに風向を切り替えると、人に温風が当たりにくくなるため、乾燥を感じづらくなります。また、効率よく暖かい空間をつくることにもつながります。
水平向きにしてしまうと暖かい空気は軽いため、下に降りて行かず暖まりが悪くなってしまいます。
「風よけ」運転という風向設定ができる製品の場合は「風よけ」運転を設定すると、エアコン側で人に風が当たらない風向に調節してくれます。
(3)保湿機能を設定しましょう
保湿機能を搭載している製品では、保湿機能を設定するとエアコンからミストが放出され、お部屋の空気をキレイにし、保湿効果で乾燥を抑えます。詳しくは各メーカーの取り扱い説明書をご覧ください。
――冬の就寝時、寝室の湿度と温度はどのくらいに保てばいいの?
温度は18度以上、湿度は40~60%が快適に就寝できる目安となります。エアコン暖房などを使用して室温を18度以上に保っていただき、エアコン暖房によって低下する湿度に関しては加湿器などで調整すると良いでしょう。
「寝室の結露対策」3つのポイント
――では、寝室は結露が発生しやすい?
一般的に、就寝中の汗や呼吸に含まれる水分によって「寝室」は湿度が高くなりやすいと言われています。湿度が高くなれば、その分、結露も発生しやすくなります。

――結露対策をしないと、どのようなトラブルが発生する可能性がある?
結露の量が多いと、壁や天井にシミとしてあらわれ、カビも発生しやすくなります。

――「寝室」の結露対策、どんなことをすればいい?
寝室の結露対策には、3つのポイントを抑えることが重要です。
【ポイント1】換気によって空気の入れ替えをする
結露を防ぐには、室内外の温度差を極力小さくしたり、水分を多く含む空気を外に出したりすること、つまり“換気”によって空気の入れ替えをすることが大切です。
適切な換気は、給気(室外から室内へ空気を取り込むこと)と排気(室内から室外へ空気を出すこと)をバランスよく行うことが大切です。
換気には、「窓開け換気」と「機械換気」の2つの方法があります。「窓開け換気」は窓を開けて行う換気方法、「機械換気」は換気扇などの機械を使って換気する方法です。
寝室は実は結露しやすいものの、換気扇がついていないことが多いため、まずは窓開け換気を行ってみましょう。窓開け換気が難しい場合や、寝室の快適性を維持したい場合は「機械換気」を取り入れることも検討しましょう。
また、冬は特に窓開け換気中に部屋が冷えてしまうこともあるため、室温の観点からもエアコンはつけっぱなしにするのがおすすめです。
【ポイント2】室内の空気を攪拌する
冬、室内の空気は暖房器具周辺と、冷えやすい窓際とで温度差が発生します。暖房器具周辺の暖かい空気はより多くの湿気を含み、その空気が窓際に溜まると結露につながります。
そのため、扇風機などを用いて室内の空気を攪拌し、温度ムラの解消と湿度の高い空気を分散させることが重要です。
【ポイント3】結露しやすい窓周辺には加湿器や洗濯物を置かない
加湿器を置く場所は、結露しやすい窓周辺を避け、できれば部屋の中央に置くのがおすすめです。そうすれば、部屋を加湿しつつ、窓の結露を抑えることができます。

冬の今の時期、就寝時の乾燥が気になる人や寝室の結露が気になる人は、三菱電機に聞いた“それぞれの3つのポイント”を試してみてほしい。