熊本の秋の夜をロウソクの灯りで彩る『熊本暮らし人まつりみずあかり』が10月12日と13日に熊本市中心部で行われた。花畑広場など会場一帯は竹灯籠の優しい明かりで幻想的な雰囲気に包まれた。
市民ボランティアによる『みずあかり』
2004年から開催されている『熊本暮らし人まつりみずあかり』。10月12日には熊本市中央区にある花畑公園で神事が執り行われ、関係者が竹ぼんぼりのロウソクに点火した。

『熊本暮らし人まつりみずあかり』は灯籠の制作から運営まで、全て市民ボランティアによってつくられているイベントで、2024年は約2500人が参加した。

花畑公園や花畑広場には、園児たちが思い思いの絵を描いて制作した三角灯籠、約1300個が並んだ。三角灯籠を作った子どもは「楽しかった、きれい」と話し、母親は「家族で夏遊んだ時の思い出の絵を描きたいと言いながら、時間をかけて描いていたので、初めて見て思い出がよみがえり、とてもうれしい気持ちになった」と話す。

また、訪れた人は「毎年来ている。素晴らしいと思う」と話し、市民会館前の通りには熊本城をバックに竹灯籠が並べられ、幻想的な雰囲気に包まれた。
「めっちゃきれい」「本当に美しい」
イベントに参加した人は「火をつけさせてもらった。つけていくたびに灯りが増えてめっちゃきれい」と話し、「本当に美しいと思う。日本の素晴らしいところが大好きで日本に来ることを楽しみにしている」と話す人もいた。

熊本城長塀前の坪井川では水面に浮かぶ『浮き灯籠』が辺り一帯をゆらゆらと照らしていた。熊本の秋の夜を彩ったおよそ2万個の優しいロウソクの灯りに、今年も多くの人が魅了されました。
(テレビ熊本)