今週末10月13日(日)、牝馬3冠最終戦 秋華賞・GⅠが行われる。
2023年は、リニューアルされた京都競馬場で、リバティアイランドが圧巻の牝馬3冠を決めた。
この記事の画像(10枚)2024年は、3冠牝馬誕生の可能性はなくなったものの、桜花賞馬とオークス馬が2冠を目指して激突する。
2冠争い!桜花賞馬vsオークス馬
牝馬クラシック1冠目の桜花賞・GⅠを制したのはステレンボッシュ。
2023年12月、2歳女王を決める戦い、阪神ジュベナイルフィリーズ・GⅠで、アスコリピチェーノにクビ差競り負けたステレンボッシュは、2024年4月の桜花賞・GⅠで、そのアスコリピチェーノを逆転し、桜の女王に輝いた。
しかし、2冠目がかかった5月のオークス・GⅠでは、1番人気に支持されるも、2着。
このオークスで、ステレンボッシュを破ったのが、チェルヴィニアだ。
2歳時、数多くのGⅠ馬を輩出している出世レースのアルテミスステークス・GⅢを制し、今後の活躍が期待されるも、左脚に違和感を覚え、阪神ジュベナイルフィリーズ・GⅠへの出走を回避した。
その後立て直し、去年10月のアルテミスステークス以来、約半年ぶりの実戦となる桜花賞・GⅠへの出走を果たすも、見せ場なく13着。
それでも1カ月後のオークスでは、内を走る桜花賞馬ステレンボッシュを大外から差し切って、牝馬クラシック2冠目を獲得した。
鞍上のルメール騎手は、牝馬3冠最終戦への強い自信を口にした。
――京都の2000mという舞台は?
ルメール騎手:
2000mの内回りはトリッキーなコースですね。チェルヴィニアのスタートやレースのリズムによりますが、どこのポジションでも大丈夫だと思います。右回りも関係ないと思います。
――2冠への自信は?
ルメール騎手:
もちろん勝つ自信を持っている。馬のコンディションやレースの入り、馬場状態にもよりますが、GIホースなのでチャンスがあると思います。
一方、ステレンボッシュに騎乗する戸崎圭太騎手も、同様に強い自信を口にした。
――京都の2000mという舞台は?
戸崎圭太騎手:
全く問題ないというか、非常に乗りやすく、器用でレースの立ち回りが上手な馬なので、特に不安材料はないです。
――意気込みは?
戸崎圭太騎手:
オークスで負けてしまった馬が出てきますけど、リベンジという気持ちで、2冠目を取るぞという強い気持ちで、騎乗したいなと思っています。
桜花賞馬vsオークス馬、最終決戦。
3度目の直接対決を制し、2冠目を獲得するのは?
2024年GⅠの13戦すべて異なるジョッキーV!この流れはどこまで続くか?
2024年の上半期、2月のフェブラリーステークスから、6月の宝塚記念までの全12レースで異なるジョッキーが勝利を挙げるという、JRA史上初の記録誕生が、競馬界を賑わせた。
そして、迎えた秋GI初戦のスプリンターズステークスでは、ルガルに騎乗した西村淳也騎手(25)が7年目でGⅠ初制覇を飾り、史上初の記録は13へと伸びた。
また、2024年GⅠ初制覇を遂げたジョッキーは、西村騎手を含め4人目となった。
〈2024GⅠジョッキー一覧〉
フェブラリーS 藤岡佑介
高松宮記念 坂井瑠星
大阪杯 横山和生
桜花賞 J.モレイラ
皐月賞 戸崎圭太
天皇賞・春 菱田裕二
NHKマイルC 川田将雅
ヴィクトリアマイル 津村明秀
オークス C.ルメール
日本ダービー 横山典弘
安田記念 J.マクドナルド
宝塚記念 菅原明良
スプリンターズS 西村淳也
秋華賞に出走する騎手で、2024年のGⅠ未勝利のジョッキーは8人。
〈2024GⅠ未勝利ジョッキー〉
アドマイヤベル 横山武史
クリスマスパレード 石川裕紀人
タガノエルピーダ 団野大成
チルカーノ 鮫島克駿
ボンドガール 武豊
ホーエリート 北村友一
ラヴァンダ 岩田望来
ランスオブクイーン 松山弘平
JRA史上初の出来事はどこまで続くか?
そして10月11日(金)注目の枠順が確定。
2冠を目指す桜花賞馬ステレンボッシュは8枠14番、オークス馬チェルヴィニアは3枠5番からのスタートとなった。
第29回 秋華賞(GI)京都競馬場・芝2000m
1枠1番 ホーエリート(牝3・北村友一)
2枠2番 ミアネーロ(牝3・津村明秀)
2枠3番 クイーンズウォーク(牝3・川田将雅)
3枠4番 タガノエルピーダ(牝3・団野大成)
3枠5番 チェルヴィニア(牝3・C.ルメール)
4枠6番 ラビットアイ(牝3・横山典弘)
4枠7番 チルカーノ(牝3・鮫島克駿)
5枠8番 コガネノソラ(牝3・坂井瑠星)
5枠9番 アドマイヤベル(牝3・横山武史)
6枠10番 ボンドガール(牝3・武豊)
6枠11番 ランスオブクイーン(牝3・松山弘平)
7枠12番 ラヴァンダ(牝3・岩田望来)
7枠13番 クリスマスパレード(牝3・石川裕紀人)
8枠14番 ステレンボッシュ(牝3・戸崎圭太)
8枠15番 セキトバイースト(牝3・藤岡佑介)
秋の訪れ感じる京都競馬場で、最後のティアラを手にするのは!?
秋華賞は、10月13日(日)15時40分に発走する。
みんなのKEIBA 秋華賞・GⅠ
10月13日(日)15時から生放送
https://www.fujitv.co.jp/sports/keiba/index.html