【ジュニア女子】櫛田育良が優勝
西日本には出場したシードの櫛田育良、ジュニアGPシリーズに出場のため予選免除されている河野莉々愛に加えて上位11名が出場。
去年、全日本ジュニア2位の櫛田育良が貫禄V。

ショートでは大人っぽい表現力に定評のある櫛田にピッタリなマンボの曲調を踊りこなし、首位スタートする。
「ショートとフリーで演技をそろえたい」と挑んだ今大会は、ジャンプにミスは出たもののフリーでも“いくらワールド”全開の演技を披露し大会制覇した。
「西日本ではもっと完成度の高い演技をしたい」とシード出場となる全日本ジュニアでの活躍にも期待がかかる。

2位には近畿ブロック初参戦の岡万佑子。
今季から木下アカデミーに移籍し、拠点を北海道から京都へ移した。
「北海道に比べて夏が暑く自転車での移動が大変だった」と環境の変化に大変さを感じつつ、同所属の先輩たちから良い刺激を受けているという。
ショートでは3本のジャンプを全て着氷させ2位に。
フリーでは「ジャンプのミスがすごく悔しい」と悔しさをにじませるも、クレオパトラがテーマのプログラムを、柔軟性で魅せるスピンや長い手足を活かしたスケーティングで滑り切り会場を沸かせた。
次戦西日本では目標の“自己ベスト更新”へ向け新天地で練習に励む。
3位には村上遥奈。
フリーでは安定感のあるスケーティングでシーズンベスト更新の111.10点をマーク。「自信を持って滑ることができた」という新プログラム『MULAN』の見どころは曲調が変わったあとの“幸運のコオロギ”を表現した振り付け。
次戦西日本でもさらにシーズンベスト更新を目指し挑む。
ジュニアデビューの松浪ひかりが激戦の近畿ブロックで4位に。
フリーで3回転ルッツのコンビネーションジャンプを決めるなど、自己ベストを約10点更新する。昨季推薦出場した全日本ジュニア出場へ向け弾みをつけた。

【ジュニア女子】
1位 櫛田 育良(木下アカデミー)173.66点
2位 岡 万佑子(木下アカデミー)166.99点
3位 村上 遥奈(木下アカデミー)165.52点
4位 松浪 ひかり(関空スケート)160.69点
5位 山田 恵(木下アカデミー)157.43点
6位 鈴木 華乃(関空スケート)141.14点
7位 川勝 玲奈(木下アカデミー)139.88点
8位 藤原 ゆりあ(関空スケート)130.48点
9位 嶋田 愛和(関西大学KFSC)128.17点
10位 水口 乃按(神戸クラブ)124.99点
11位 北谷 美結(京都宇治FSC)122.45点
12位 重田 美星(神戸ポートアイランドクラブ)118.82点